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学部3年生の方へ

・研究室の見学について

 研究室を見学したい場合、事前に連絡をとってもらえれば、対応します。

 3月4日(金)15:00〜
 3月16日(水)15:00〜

 は研究室での研究内容の説明を行います。本ホームページについては3月に小リニューアルする予定です。
 研究内容に興味がある方は下記の修論発表・卒論発表を是非聞きに来てください。

2月22日修論発表 (LR402)

9:00-9:20

池田 彩香
Liquid Phase Deposition Mechanism in Initial Stage of Film Growth on Single Crystals
(単結晶上での薄膜形成初期過程における液相析出機構)

   

半導体であるSi基板上に金属酸化物を析出成長させ薄膜を作成する場合、
析出反応が基板上でどのように成長するかを観察し、反応条件の最適化を
試みています(左図)。試料作成は電子描画装置をもちいて複雑な形状を作成
しています(右図)。

半導体デバイス
金属酸化物薄膜
ソフト溶液プロセス

9:40-10:00

臼井 雅史
Ionic Conductivity of Aqueous Lithium Salt Solution Penetrated into Mesoporous Silica
メソ細孔を有するシリカ多孔体に含浸されたリチウム塩水溶液におけるイオン伝導
 

 

界面活性剤である直鎖アルキル4級アンモニウム臭化物(RnTAB)を用いて
メソ細孔(2-20nm)を有するSiO2多孔体(Si-MCM-41, 左図)中の電解質溶液
のイオン伝導を測定しています。レーザーをもちいるラマン分光器を用いて、
その溶液構造についても検討を行っています(右図)。

ナノ材料
界面化学
イオン伝導性疑似固体材料
ラマン分光法

10:00-10:20

梅景 祐希
Fabrication of Binary Oxide Nanocomposites for Electrochemically Active Materials by the Liquid Phase Deposition
液相析出を用いた電気化学的に活性な二元系酸化物ナノコンポジットの創製

  
リチウムイオン二次電池の負極材料として利用される電極活物質の高容量化
をめざしてスズ系酸化物とそのナノ粒子コンポジットを作製しています。得られた
粒子は4nm程度の単分散粒子であり(左図)、電気化学測定を行うことによって
その初期性能を測定し、高容量化に向けた開発に寄与しています(右図)。

リチウムイオン二次電池
酸化物ナノ粒子
スズ系酸化物
ゼータ電位
 

10:20-10:40

大橋 俊文
Conductive Property of Molten Carbonate/Ceria Hybrid Electrolyte for MCFCs

溶融融炭酸塩/セリア複合体を用いた溶融炭酸塩形燃料電池用ハイブリッド電解質の導電性
 



溶融炭酸塩形燃料電池の電解質として用いられる溶融炭酸塩は、さらに高温で動作する固体
酸化物形燃料電池の電解質の低温作動を目指したコンポジット材料に利用されています(左図)。
イオン伝導の測定は高温炉を備えた高温電気伝導度セルを用いてインピーダンス測定を行って
います(右図)。

溶融塩化学
溶融炭酸塩形燃料電池
中温形固体電解質形燃料電池
インピーダンス測定

10:40-11:00

吉本 大介
Photoluminescence Enhancement of Terbium(III) Dipicolinic Acid Complex in Nearfield Formed among Silver Nanoparticles
(銀ナノ粒子の近接場におけるジピコリン酸テルビウム(III)錯体の発光増強)



レアアース元素の1つであるテルビウムイオンをジピコリン酸によって錯体を形成し(左図)
それを銀ナノ粒子中で発光させると発光が増強することを見いだしました。銀ナノ粒子を2
量体化し、その間に発生する増強場をシミュレーションすることによって、発光増強の機構
を解明しています(右図)。

希土類錯体
蛍光発光
金属ナノ粒子
プラズモニクス
FDTDシミュレーション

14:40-15:00

富岡 健吾
Local Structure and Transport Properties of Ionic Liquids Containing Binary Anions; TFSA-BF4 and FSA-BF4
アニオン2元系イオン液体の局所構造と輸送物性
−TFSA-BF4およびFSA-BF4について−
 



イオン液体の1つである4級アンモニウム塩(DEME)からなる2元系イオン液体は
その混合比によって物性が大きく変わります。DEMEは低温でも凝固せず、イオン
液体を電池用電解質として使用する上で大きな利点をもっています。その溶液構
造を小角X線散乱測定により解析し、電気伝導度測定によって得られるイオン伝
導性の変化との関連について検討し、イオン液体の組成の影響について検討し
ています。

2元系イオン液体
小角X線散乱
電気伝導度測定
ガラス状態



3月3日卒論発表 (LR202)

……後日紹介。

10:50-11:00
久保 洋平
ポーラスシリコンを基板とする酸化セリウム(W)の電析

11:20-11:30
生田 紘隆
鉄系フッ素消費剤を用いた液相析出法によるTiO2薄膜合成

11:40-11-50
堤 正紀
産業廃棄物焼却灰からのA型ゼオライトの合成