研究室について
移転作業(2001.10.20-11.18)

アクセスマップ
(PDFファイル)


工学 研究科応用化学専攻応用無機化学研究室(CX-2)は、プロジェクト研究「固−液共存系の物性・構造の解明とそのエネルギー変換への応用展開(研究代表者:出来成人)」を 2001年度より開始するにあたり、平成11年度補正予算より建設中の自然科学研究科総合研究棟2号館(II期-B)へ 移転しました。さらに教官室が自然科学棟1号館の改修が終了した2002年7月に移動しました。

プロジェクト研究
自然科学研究科総合研究棟(II期-B)
竣工時の写真
実験台搬入後
移転作業完了
302号室内パーティションルーム設置
   2002年2月にAFM測定室として設置されました。
自然科学研究科棟1号館改修竣工(教官室移転309,310号室)
工学部研究室退去完了
 
■研究室概要
面積 285 m2 (自然科学2号棟301-303号室)
実験室 合成実験室 試料調製・各種基本実験操作等を行う。実験時の学生居室として使用する。各種電気炉、ドラフトチャンバ、フード等を設置。
機器室 X線回折装置等、大電流容量を要する機器を設置。
精密機器室 電子顕微鏡試料前処理装置、熱分析装置等、各種分光器など精密機器による測定装置を設置。

■プロジェクト研究「固−液共存系の物性・構造の解明とそのエネルギー変換への応用展開」
固体表面により影響を受けたバルク相とは異なる液体界面相の実体解明を物性・構造両面から試みる。その解明成果を基に、先進的テクノロジーとも言える微少エネルギー差利用工学の観点から、その異相共存特性を積極的に利用した、エネルギー変換(主として化学−電気エネルギー変換)構成材料創製への応用展開を行う。異相共存系における電解質の諸物性の変化は、これまでの検討の結果、固相表面から数10nmの範囲において存在する液相中で顕著に見られる。これらの物性の制御は、固相表面の局所構造デザイン、すなわち表面処理に行うことで可能となる。本項目では、研究期間を通して、これらの固相表面物性の制御、すなわち、表面設計のイオン伝導に与える影響を中心に検討し、この特性を生かした材料の開発を行う。電池・燃料電池等のエネルギー変換材料における研究はこれまで電解質に集中していたが、反応場の構造・物性制御という観点から新しい複合材料を創製するという点において、新規性が十分認められ、また、このプロジェクトを通じて材料開発指針を構築することにより、エネルギー関連産業に対する効果が充分に期待される。